💡大手電機メーカーグループで社員200数十名の制御・組み込みソフトウェア開発会社の次世代リーダー研修です。以前からよく知っている会社なので組織風土は知っていました。大手企業の顧客が多く安定志向の社員が多い印象です。真面目な人が多い印象で目立った人が少ないようでした。
これから会社を支えていくリーダーになってもらうためにヒューマンスキルを身に着け、モチベーションを高めてほしいとの依頼でした。後ろに提案書を載せておきます。
提案は、3時間を4回の予定でしたが、都合で、1日研修1回、3時間2回で行いました。下記プログラム内容と最終の参加者アンケートの抜粋を掲載します。
リーダーシップなどは、座学では学べないので、体験から様々な気づきを心に刻むような構成にしました。


■ 研修の概要

  • 形式   集合研修分散3日間(6時間、3時間、3時間) 体験学習ワーク中心
  • 対象   次世代リーダー、10名
  • ファシリテーター 広瀬 義浩

■ 研修のねらい

「チームメンバーの知恵と力を合わせて、
成果を上げるリーダーシップスタイルを身につける」

<1回目> 6時間

<今回のねらい>

  • 関係の質を高めるコミュニケーション力
  • メンバーの力を合わせるファシリテーション力

午前
オリエンテーション、チェックイン 
リーダーシップの基本を学ぶ

小講義「いま求められるリーダーシップ」
小講義「心理的安全性について」
小講義「4つの懸念とグループプロセス」
実習 「ブラインド・リーダーシップ」  
グループ対話
人とチームを育てるコミュニケーション
小講義「傾聴、自己開示、フィードバック」
実習 「傾聴・フィードバックのトレーニング」
小講義「ポジティブ・アプローチ」

午後
リーダーシップを実践する
実習 「フープダウン」
小講義「グループプロセスへの介入」
小講義「対話の力」
実習 「対話」
学びの整理&対話、チェックアウト

<2回目> 3時間

【今回のねらい】

  • 場の観察とフィードバックを試す
  • 会議ファシリテーションのコツをつかむ

オリエンテーション、チェックイン&宿題の共有
会議の問題点
会議ファシリテーションのスキル

(ワーク) POPO グループ討議と観察
グループプロセス気づく、フィードバック(介入)する、合意形成を体験する
小講義「機能的リーダーシップの考え方」
学びの整理&対話、チェックアウト

<3回目> 3時間

【今回のねらい】

  • レジリエンス力を高める
  • リーダーシップの目標設定

オリエンテーション、チェックイン&宿題の共有
リーダーのBing
マインドフルネス
リーダーシップの目標設定
(ワーク)タニモク OKRで個人目標を考える
学びの整理&対話、チェックアウト

参加者の声



参加者

1.気づいたこと学んだこと
💬講議内容が具体的で分かりやすいです。リーダーシップはリーダだけが発揮するものではないが非常に印象的でした。
💬メンバーの能力を引きだすにはどうしたらいいかを学んだ。ファシリテーター型のリーダーシップがあるということを知った。人にやさしく成果にきびしくを目指そうと思いました。
💬毎回ワークを通して体験として学べるので満足しています。他人から勝手に目標を立ててもらい違った視点を得られた点は面白かった。
💬座学とワークのバランスが良く、参加しやすく感じた。メンバーとの目標共有で各メンバーが力が出し易い環境を作っていくことが大事だと感じた。
💬同じ様な職種の人と話せたこと。上下でない部外者と気楽に気持ちを話せた。 リーダーシップ(リーダー)は、自分をそう思ってる人達でないと発揮できない。自分が役に立っていることを💬FBされることで、次への目標になるんだ」ということ、 合意の難しさと大切さなど気づいた。
💬気づき、考え方、参考になる事が得られて大変為になったと思ってます。後は行動に起こせるかもありますが、少しずつでもメンバと一緒に変わっていけたらと思います。相手の立場に立ってみることの気づきが大きい、自分の評価と他人からの役に立っている点、更にの部分が💬気づいていたが再認識させられたので、変えないとと思わされました。
💬気づきが多く、自身の考えと見直すきっかけになった。ゴール意識の共有が大事。

2.今後役に立つと思うこと
💬今までリーダーはトップダウンで強力なリーダーシップを発揮しないといけないと考えていましたが、もはやその考え方ではリーダーがやっていけない時代であることを 念頭に置いて自分なりのリーダーシップを見つけたいです。
💬ファシリテーター型のリーダーとして特化していきたい。
💬自分の力だけでなく他人の力を合わせると成果がよりよくなると実感しました。個々人のリーダーシップを向上することを念頭に置き、行動しようとおもいます。
💬ジャーナリング等いったんアウトプットしてみる手法は役立つかと思う。
💬メンバーの力を合わせるファシリテーションを軸にリーダーシップを発揮する。
💬久々に研修を受けたのですが、普段話す事のない方と話す機会にもなり良かったです。 今年はちょっとマメに研修を受けてみようかという気持になった良い機会でもありました。


■ このような組織におすすめです

✅多様な人材が在籍するにも関わらず、「意見が出ない」「会議が深まらない」
✅上司が正解を出す文化が残っており、「自律的に動けるメンバーが育たない」
✅心理的安全性が低く、「本音や違和感が表に出ない」
✅「業務の話はできるが、信頼や共創が生まれない」関係性

■ 講師紹介

広瀬 義浩
組織開発ファシリテーター。行政・企業・福祉・労組などで年間多数の研修を実施。
心理的安全性と対話の力を中心に、チームの関係性と成果をつなぐ支援を行っている。

組織状況や課題にあわせて、内容は柔軟にカスタマイズ可能です。
1日研修/連続研修/など、実施形態もご相談ください。
※コンサル会社、研修講師などご同業の方はご遠慮ください。

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