
「自分を知ることから、組織は変わる。」
変化の激しい時代に求められるのは、的確な判断力と、感情に流されない安定したリーダーシップ。
その源にあるのが“自己認識”であり、マインドフルネスはその力を高めるための鍵です。
なぜ今、マインドフルネスなのか?
私たちが生きる時代は、「VUCA」と呼ばれるように、
予測不能な変化(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧さ(Ambiguity)に満ちています。
こうした環境の中で、リーダーは常に決断を迫られ、時には正解のない状況で人を導くことが求められます。
このような時代に、リーダーにとって最も重要な資質の一つが「自己認識」です。
自分がいま何を感じ、どんな反応をしようとしているのか。どんな価値観が自分の判断を支配しているのか――
これに気づくことができなければ、周囲の声も、現実の変化も正しく受け取れません。
マインドフルネスは、自己認識を高めるための具体的な実践法です。
感情に振り回されるのではなく、一呼吸おいて選択できるリーダーに。
人と組織に「信頼」と「安心」をもたらすために。
今こそ、マインドフルネスが求められています。
マインドフルネスとは何か
マインドフルネスは「今、この瞬間に意図的に注意を向け、評価せずにただ観ること」です。
宗教的、スピリチュアルなものではなく、「いまここ」に気づく力のトレーニングです。
自己認識を高め、注意力や感情調整力、他者への思いやりなど、が身につく重要な方法です。
リーダーが実感する4つの変化
- 自己認識が深まる
自分の感情や思考のクセに気づくことで、より冷静に、より本質的に意思決定できるようになります。 - 感情のコントロール力が高まる
イライラ、不安、怒りに巻き込まれず、一呼吸おいて適切な対応ができるようになります。 - 集中力と創造性が高まる
雑念にとらわれにくくなり、複雑な問題に対して新しい発想でアプローチできるようになります。 - 共感力と対人関係が向上する
部下や同僚との信頼関係を築きやすくなり、安心感のあるチームづくりが進みます。
企業での導入と広がり
Google、Facebook、インテル、P&Gなど、マインドフルネスは世界の一流企業で導入されており、
ストレス軽減、集中力向上、創造性の発揮など、その実践効果が多く報告されています。
例えば、インテル社のパイロットプログラム(1,500名)では以下の結果が示されました:
• ストレス・切迫感:20%減
• 幸福感:30%増
• 新しいアイデア・気づき:20%増
• 心の明晰さ、創造性、集中力、人間関係、エンゲージメント:すべて20%増
さらに最新の脳科学の研究でもマインドフルネスの有効性が証明されており、実証された効果を持つリーダーシップ開発のアプローチとして定着しています。
マインドフルネス研修の実績と参加者の声
私たちのマインドフルネス研修は、これまでに2,000名を超える方々が受講し、多くの企業や団体で導入されています。対象は、企業の管理職・現場リーダーから医療・福祉職、教育関係者まで多岐にわたり、業種を問わず幅広くご活用いただいています。
● 実施例(一部抜粋)

• 大手電子機器メーカーエンジニア向け連続講座(全5回・約140名参加)
業務時間内に全員が受講。健康管理部門と連携して導入。
• 製造業労働組合主催・福祉研修(2時間・100名規模)
業務終了後に開催。心身のリフレッシュやストレス対策に活用。
• 総合病院看護師研修(3時間・20名参加)
業務時間内に師長、主任などリーダ職が受講。
• 公開講座(1日集中)
企業人事担当者、コーチ、医療・教育関係者など多様な分野から参加。
● 参加者の声
「瞑想がこんなに心と体に効くとは驚きでした。習慣にしたいと思います」―エンジニア(連続講座参加)
「自分の感情に名前をつけて観察する体験が初めてで、新しい気づきがありました」―看護師(1日研修)
「思考が整理され、同僚に優しく接する余裕が生まれました」―企業管理職
「短い時間でも、リーダーとして“聴く姿勢”が変わるのを感じた」―部門長(マインドフル・リーダーシップ研修)
「“今ここ”に意識を戻すことで、自分を見失わない方法が身につきました」―教育関係者
プログラムのご案内
目的や時間に応じて、以下のような柔軟なプログラムをご提供しています。すべてのプログラムは、実習を中心に構成されています。
● 半日コース(マインドフルネス入門)
● 1日集中講座(マインドフルネス実践)
● 連続講座(マインドフル・リーダーシップ)
企業内研修、労働組合、行政、医療・教育現場など、ニーズに合わせてカスタマイズが可能です。まずはお気軽にご相談ください。過去の研修の資料やアンケートも公開できます。お問い合わせ研修担当者がご連絡します。
