ラボラトリー方式の体験学習

 

「いま、ここ」の体験をふりかえり、実践的な知恵を学ぶ

1947年、グループダイナミックス研究の創始者でもあるK.レヴィン等が開発した、体験学習を用いたトレーニングを「ラボラトリー方式の体験学習」と呼びます。アメリカでは、NTL応用行動科学研究所(National Training Laboratories)によって主催されてきました。日本では1960年代から普及し、現在は南山大学をベースに学びの場があり、、自己理解や他者理解、社会的感受性とコミュニケーショントレーニング、リーダーシップ開発、組織開発など様々な領域で応用されています。

ヒューマンスキル、リーダーシップ、チームワークなどは、「正解」がありません。したがって、一般的な理論や知識を学ぶだけでは不十分です。自分のふるまいが相手にどのような影響を与えているのか、どうすれば知恵と力をあわせる場づくりを促進することができるのかを的確に把握し、そのための「ありかた」や「かかわりかた」を養っていくことが必要です。

研修では、グループでの話しあいや共同作業を体験し、「いま、ここ」でおこったことを皆で共有します。たとえば、グループでどのように課題が取り扱われたか、どのようにコミュニケーションがなされたか、自分の言動が課題達成にどのような影響を与えたか...、といったことなどに気づき、組織における自分自身の「ありかた」や「かかわりかた」を見直していくのです。

体験したことの「ふりかえり(内省)」から、より良い行動を学んでいきます。

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